アップル労務管理事務所TOP コラム 《コロナ対策_第1弾》企業様のコロナウイルス対策

コラム

column

コロナ対策

2020.02.25

《コロナ対策_第1弾》企業様のコロナウイルス対策

コロナウイルス対策に関して、企業様からのお問い合わせを日増しに多くいただいております。
厚生労働省から企業様向けのサイトが発表されていますのでご覧ください。
休業手当についても載っております。https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00007.html

現在、企業様ができる主な対策といたしましては次のことがあげられます。
①時差出勤を行う。
 (電車のピーク時を避けるように行う)
②直接集合する会議、打ち合わせなどを、できるだけ行わないようにする。
 (ウェブ会議・電話・メール等での打ち合わせに変更する)
③テレワークを行う。
 (初めて行う会社は、試験的にすぐに導入できるところから始めてみる)
④感染予防方法を、事業所内に周知徹底する。
 (手洗い・マスク等基本的なことを再度社内に喚起する)
⑤万が一感染者が出た場合の対応を決めておく 

③は職種によっては難しいと思いますが、①と②は比較的取り組みやすいと考えられます。
実際に先週も時差出勤やセミナー・会議の中止が様々な企業様で決定されたようです。
今週はさらに多くの企業様で検討され、実施されることになるでしょう。
外部との打ち合わせなどは、代替としてウェブ会議等もございます。

④感染予防方法について、実は感染予防で一番大切な適切で正しい手洗いの方法を知らない方も多いので、改めて社内へご周知ください。
以前、所長の吉田が手の洗い方教室に行ったとき、好きなだけ時間をかけて洗った後に洗い残しを調べるテストを受けたことがあります。
5分間丁寧に洗ったにもかかわらず、指の根元に洗い残しがありました。
そのあと教えられたとおりに手洗いを行ったら、時間をかけずに洗い残しがなくなったそうです。
適切で正しい手洗いをすることが大切です。手洗いの方法については、下記ウェブサイトをご参考になさってください。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000076156.pdf

なお、多くの人が触れるエレベーターのボタンや水道の蛇口は、指の関節をまげてその部分で触れるようにすると効果的です。
指先、指の腹はできるだけ使わないようにします。
事業所では多くの人が、共有している部分に触れるので特に注意しましょう。
このようなことは知識として既にご存じの方も多いのですが、再度社内へ周知されてはいかがでしょうか。

⑤について、万が一感染者が出た場合に備えて対応を決めておく必要があります。
決めておくべき項目としては、次の項目などがあげられます。
1.感染者に対する対応
2.同じ事業場にいる他の従業員をどうするか
3.仕事に支障がないように万一の時の手順、各人の役割を決め、準備をする。

休業手当に関して、ケースバイケースの面もありますが、コロナウイルスに感染した従業員に対しては休業手当の必要はありません。
(通常の私傷病と同じように、有給休暇の使用や傷病手当金の申請などを検討する)
一方で、【感染の可能性があるので、会社から休みを命ずる】と、休業手当の問題が出てきます。
休業手当等に関してましては、最初にご案内しました厚生労働省のウェブサイトをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00007.html

刻々と状況は変化いたします。各企業様とも、今週はさらに自社でのコロナウイルス対策を再考・ご検討くださいませ。

お電話でのお問い合わせ

03-3988-2928

9:00-17:00 土日祝除く

当事務所へのご依頼をご検討の方は
お気軽にお問い合わせください。
ご提案・お見積もりさせていただきます。